残り50日を切ってから!科目ペース配分も重要な局面。
中小企業診断士一次試験まで残り50日を切ってくると、ここからは暗記三兄弟の相手もしつつ、その他四科目を定着できるかが鍵となります。得点源が多くなるほど、苦手科目を捨てることができます。私が実際に行っていた基礎知識の定着についてご案内したいと思います。
なるべくたくさんの科目に同時に触れる方法!
一科目ずつ勉強するのがもちろん王道です。一方、みんなが正答できる問題をいかに落とさないか、基礎を維持できるかもとても重要です。私は経営情報システム、企業経営論、運営管理について、問題集を解きながら、中小企業診断士試験のテキストではなく、あるモノを読み続けていました。
それは、ITパスポートのテキストです!使った参考書は、いちばんやさしいITパスポート 絶対合格の教科書+出る順問題集 です。
ITパスポートは、経営者が会社のために役立てるためのシステム知識の習得を目指しているので、経営の範囲が約半分です。この範囲に企業経営論と運営管理の基礎的なところが含まれます!絵が多く、表現も簡潔です。つまり、これを何度も読むことで、『要するに』が分かるため、中小企業診断士に必要な知識の役に立ちます。
情シスの過去問は役に立たない!?
特に経営情報システムは、令和3年度より試験問題作成者が変わっていますので、闇雲に過去問をやっても対応しきれません。実際、令和3年度一次試験の休み時間中は、X(旧Twitter)上で方針が変わったと悲鳴が上がっていました。。。
私は情シスが苦手すぎたので過去問は一切やらず、練習問題だけでした。試験当日も30分で終わってしまい、もうダメだと先輩にLINEしましたが、結果的に68点が取れてました。これもITパスポートのテキストのおかげです。
これは偶然ではなく、ITパスポート試験を管轄する団体であるIPAも、中小企業診断士を管轄する中小企業庁も、基を辿れば経済産業省です。経済産業省が求める中小企業診断士像と、IPAが求める人材像の共通項は、基礎的な部分になればなるほど重なるはずです。
まとめ
一見遠回りかと思いますが、三科目の基礎知識の定着を継続できることは、この時期大きなアドバンテージです。限られた時間を有効に活用できるのでかなりお勧めします。中小企業診断士は、中小企業の社長に助言する立場にあります。基礎知識の継続的な定着は一次試験突破に欠かせません。
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